神の島
- FRACTUS 編集部

- 3月19日
- 読了時間: 1分
更新日:3月20日

僅か1泊2日の滞在でしたが、宮島の旅は原始信仰の神聖な磐座や中世から続く文化に触れる、忘れえぬ時間となりました。
まだ肌寒い春霞の空気の中閑かに咲き開いた桜が、朱の神殿を幻想的に彩っています。
島のシンボルである1407年に建立された厳島神社の五重塔は、和様と唐様を巧みに調和させた建築様式で、国の重要文化財に指定されています。

海岸に出ると、そこにも神の使いの足跡が。
古代から続く信仰と神性が、宮島には色濃く残っています。
この宮島に湧き出る神水を、原生林を管理する広島大学の特別な許可を得て汲ませていただきました。
椿の根本から染み出る聖水、この水で染めた糸はどんな色に染まるでしょうか。
胸に大切に留めた宮島の旅の記憶と共に、何を染めるか思いを馳せています。

啓蟄のターンは、宮島紀行でお送りしました。
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