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処暑

  • 執筆者の写真: FRACTUS 編集部
    FRACTUS 編集部
  • 8月23日
  • 読了時間: 2分

2025年8月23日

二十四節気 「処暑」



23日から節気は処暑を迎えました。

「処す」は暑さが和らぎ落ち着くことを指します。

盆に祖霊を迎え、浄化と浄火で送った後、稲の穂先が出始める収穫祭へ向けて、季節は一段と移り変わっていきます。


七十二候次項では「天地初めて粛(しじ)む」と云われます。

粛むとは、「縮む」「慎む」という意味。


関ケ原に、東海と関西を隔てる「伊吹山」という神山が在ります。

そこに生える「伊吹刈安」は、古来より黄色の染料で、伊吹山で採れる刈安が最も上質とされました。

不思議なことにお盆を過ぎてから穂が出た刈安からは、この美しい黄金色は失われています。

植物も、これからの秋分の季節に向けて「縮む」タイミングに入るのでしょう。





今年の処暑は、ちょうど新月です。

新月は、昔から「種蒔き満月、苗植え新月」と呼ばれるように、新しいことを始めるのに良い日とされています。

月の力を借りてじっくりと思考に沈み、古くなった周波数、合わなくなったものを手放していきましょう。

そして、直感や閃いたアイディアがあれば、ぜひ心のノートに書き留めておきましょう。

豊饒の月を迎えるまで、新月に始めたことは形になっていきます。


ただ己の願いを開放して、心も体も軽くなってゆく。


その心地よさに、今日は深く身を委ねて、心をリセットしていきましょう。



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